電解水とは?

電解水をご存知ですか?

水と塩からつくる電解水は安心・安全。
タンパク質や油脂を分解する洗浄効果をもつアルカリ性の電解水と、菌やウィルスに対して効果がある酸性電解水があります。電解水は、食器や調理器具の洗浄、除菌や清掃、洗濯など衣食住にかかわるあらゆるところで活用されています。

電解水の特徴1

アルカリ性電解水に含まれるマイナスイオンが汚れに吸着すると、汚れを剥離、浮かび上がらせて分解し細かく分離していきます。このことが界面活性剤などを含まずとも高い洗浄力を持つメカニズムです。

電解水の特徴2

酸性電解水なら低い塩素濃度でも大丈夫!

酸性電解水に含まれる次亜塩素酸(HClO)は低い濃度でも高い除菌力を発揮します。
次亜塩素酸イオン( ClO- )に比べ80~100倍の殺菌力があると言われています。

広がる電解水の世界

食品分野に於いて酸性電解水は、食品添加物殺菌料の指定をうけています。従来の塩素剤に変わる安全な食品の殺菌剤として急速に、惣菜や水産加工品などの食品工場を中心に導入が進んでいます。

■食品添加物殺菌料への指定
平成14年6月に厚生労働省より食品添加物殺菌料として指定された酸性電解水(次亜塩素酸水)。平成24年4月にはpHや塩素濃度の基準が拡大され、カット野菜の洗浄や厨房機器の洗浄除菌に活用されるようになりました。
平成26年4月、生食用生鮮魚介類や冷凍食品の加工時に使用する事が出来るようになり、電解水はさらに幅広く活用できる存在となりました。

■「大量調理施設衛生管理マニュアル」を改正
厚生労働省が「大量調理施設衛生管理マニュアル」を改正(最新改正:生食発0616第1号平成29年6月16日)食安発0518第1号(平成24年5月18日)にて、次亜塩素酸水の使用が認められました。

■有機農産物使用可能農薬に新規追加
平成29年3月、有機農産物の日本農林規格で「次亜塩素酸水」が使用可能農薬に新規追加されました。

■特定農薬への指定
平成26年3月、酸性電解水が「特定農薬」に指定。
きゅうりやいちごの病害(一部)に。

電解水の特徴3

電解水は酸性・アルカリ性どちらの汚れにも効果的

汚れは溶解型・分離・分解型の洗浄により落ちやすくなります。
例えば、『水垢』や『尿石』などの汚れはアルカリ性の性質をもつミネラル成分が固まってできているので、酸性の力で中和することでやわらかくなり落ちやすくなります。 溶解型の酸性電解水、分離・分解型のアルカリ性電解水を上手に使い分けることが大切です。

利用例